レムリアの青いクリスタル

この作品は、長い間失われていた文明、レムリアの神秘的なエネルギーを捉えています。調和、バランス、そして霊性が存在の核心だったレムリアにおいて、この青いクリスタルは重要な遺物です。大陸の沈没と同時に失われたこの青いクリスタルは、持ち主と宇宙との繋がりを保つために使われていました。今、この沈みゆくクリスタルは、持ち主からどんどん遠ざかりながら、最後の力を振り絞って持ち主にその居場所を知らせるため、緊急の信号を送ろうとしています。

中央に描かれた青いクリスタルは、魂の純粋さと透明さを象徴し、周囲の水しぶきや光の線は、宇宙がその発見を呼びかけているかのような緊急性と力強さを表現しています。この光は単なる自然現象ではなく、深海からのシグナル、かつて失われたものを取り戻すように求めるビーコンです。作品に微妙に織り込まれた天秤は、調和と正義のテーマを強調し、レムリア人が霊的な旅の中で導かれた原則を象徴しています。

水しぶきのダイナミックな動きと光の線の方向性が緊迫感を生み出し、クリスタルの発見が間近であるかのような感覚を与えます。テクスチャーや色彩、光の統合が、層のあるほぼ三次元的な体験を作り出し、鑑賞者をレムリアの古代の物語へと引き込み、その精神的な重みを感じさせます。

この作品を通じて、私は私たちの世界に存在する見えない力との繋がりを呼び起こし、内なる調和と霊的覚醒への旅は、長い間忘れられていたが、今もなお深淵から私たちを呼びかけるものを発見することにあるというメッセージを伝えたいと考えています。